人体実験室

偏差値30のアプリエンジニアもどきです

人の成長

「成人発達理論による能力の成長」と「才能の科学」を読んだ。

読んで学べたことを自分の脳みそからアウトプットしておく。

一読して自分の中に残ったものを吐き出すだけなので精度は度外視する。

 

適当に気づきを中見出しで書いていく。

 

私たちの能力は、単純な直線を描きながら成長していくわけではない。

階段のような形でもない。

波打つように上がったり下がったりしながら、臨界点を超えたタイミングで一気に成長するというものらしい。

それも能力Aと能力Bというのが網の目上に広がっていって、知識同士の結びつきが出来ると知識の統合化が起こり、一種のブレークスルーのような事象が発生するらしい。

イメージとしては木の根っこのような形だ。

80,100点を超える根のイラスト素材、ロイヤリティフリーのベクター画像とクリップアート - iStock | 木, 葉脈, 樹木

この根っこの幹の部分が何らかの「スキル」と呼ばれるもの。

例を出すのは面倒なので勝手に考えてほしい。

 

統合化が起きるとそのスキルは一段高いレベルに向上するということらしい。

「今まで学んでいたことってこういうことだったのか!」的な体験をしたことがある人はピンとくるだろう。あの感じが知識の統合化というらしい。

すると自分のスキルが一段上に上がったという感じなのだとか。

 

といった感じで何かしらの学習をしていると段々と能力が上がっていくのだけれども、この能力が向上するかどうかは取り組み方による影響も少なくないらしい。

 

これは才能の科学で読んだ内容だった気がする。

例としてタイガーウッズが出てくるけれども、彼は幼少期からひたすらバンカーからのショットをしていたり、それもあえて深くボールを押し込んだ状態からの復帰ショットをひたすらに練習していたという。

 

彼のような超一流と言われる人たちに共通の考え方があ。それはいわゆる「成長マインドセット」呼ばれるものやつらしい。「必ず出來る」「上手くなる」ということを心の底から信じているらしい。

 

どっかの本で読んだけれども、この辺を掘り下げると「達成(獲得かも)マインドセット」なるものが対になる概念らしく実際に「出來ること」という結果に執着する考えのことを指すらしい。

成長マインドセットの場合は「必ず出來る」と強く信じ続けるのだが、たとえ思った結果にならずとも「成長して」「出來るようになる」ことに意味があるので、その時点での結果が振るわなくても気にも留めないということらしかった。

 

発達範囲という考え方 コーチングも価値があるかも

一人でやるよりも誰かとやる方が結果が出るみたいなことがある。

先輩とマンツーマンで仕事をしていると、一人でやっている時よりも圧倒的時間と集中力でもって仕事の量をこなせる時がある。

あれは自分が一人で達成できる機能レベルを超えた最適レベルまで能力が引き上げられているということらしい。

 

そしてこの最適レベルと機能レベルのギャップのことを発達範囲と呼ぶらしく、これは成長余地みたいなもんだと思っている。

 

様々な要因が組み合わさって最適レベルという個人の能力を超えた結果が生み出されるわけなんだけれども、その要因が分解できればコーチングやメンターといった制度にもより具体的な価値を見出せるという気がする。

 

 

 

この辺の発達心理学の本を読んでるのは割と面白い。